声で調べるとき、録音の質を上げる5つのこと
鳥の声をアプリで調べるときは、録音の状態が候補の出方を左右します。立ち止まるタイミング、マイクの向き、風や人の声を減らす工夫、結果の聞き返し方を順に紹介します。
アプリの「声で調べる」機能は、スマートフォンのマイクが拾った音をもとに候補を出します。つまり、結果の精度は録音の状態に大きく左右されます。同じ鳥でも、少し立ち位置を変えるだけで候補の出方が変わることがあります。ここでは、屋外で声を拾うときに気をつけたい点を順にまとめます。
1. 鳴き始めたら、まず立ち止まる
歩きながら録音すると、足音や服のこすれる音が入ります。声に気づいたら足を止め、数秒待ってから録音を始めると、雑音の少ない音が残ります。鳥は同じフレーズを何度か繰り返すことが多いので、最初の一声を逃しても慌てる必要はありません。
2. マイクの向きを意識する
スマートフォンのマイクは本体の下側にあることが多く、手で覆うと音がこもります。端末を軽く持ち、下側を声のする方向に向けてみてください。風の強い日は、体を風よけにするように向きを変えるだけでも、ゴーという風切り音が減ります。
3. 近づきすぎない
よい音を録ろうとして茂みに踏み込むと、鳥は鳴くのをやめるか、その場を離れてしまいます。声がはっきり聞こえる距離なら、それ以上近づかなくてもアプリは反応します。巣が近そうな場所では、特に距離を保ちましょう。
4. 人の声や車の音を減らす工夫
公園や住宅地では、話し声や車の走行音が入りがちです。次のような工夫で、鳥の声が目立つ録音になります。
- 同行者がいるときは、録音中だけ会話を止めてもらう
- 道路から少し離れた場所に移動する
- 早朝など、周囲の音が少ない時間帯を選ぶ
5. 候補が出たら、録音を聞き返す
識別中は、声が検出されたタイミングで候補の名前が強調表示されます。録音を止めたあと、その部分を再生して、自分の耳で聞いた声と同じかどうか確かめてみてください。遠くのカラスやヒヨドリなど、目当てとは別の声に反応していることもあります。
録音を残しておくと役に立つ場面
その場で名前がわからなかった声も、録音があれば家に帰ってから図鑑の音声と聞き比べられます。季節を変えて同じ場所で録ると、聞こえる鳥の顔ぶれの違いにも気づきやすくなります。
次に読むなら
写真から調べる場合のコツは「写真で鳥を調べるときの撮り方」にまとめています。声の識別に使われるアプリ Merlin Bird ID の対応地域や機能の詳細は、提供元の公式サイトで確認できます。


